【車やめたら〇〇万円節約できた!?】車なし家族のリアル

2022年7月27日

この記事は7分程度で読めます。

この記事は下記のような方におすすめです!

・車を所有しているけれど、生活に支障がないなら手放したい
・車を所有していないけれど、便利そうだから購入を検討している
・車を所有しており、これからも手放す気はないけれど、もし手放したらどのような生活になるのか知りたい

ぜひ最後までお付き合いくださいませ。

もくじ

居住地

筆者が車を手放したのは分かったけど、居住地や家族構成によっては
手放したくても手放せない人もいるんですけど。。。
というお声をいただきそうなので、まずは我が家の居住地を紹介いたします。

記載情報以外で気になることがございましたら、
お問い合わせ・コメントなどからご連絡くださいませ。
回答できる範囲でお答えいたします。

それでは早速居住地の紹介です。

居住地:
・兵庫県神戸市 
・JR線、阪神線、バス停まで徒歩10分圏内 
・最寄駅から大阪駅まで30分圏内
・保育園、小学校、中学校まで徒歩圏内
・徒歩10分圏内にスーパー複数あり
・徒歩10分圏内にカーシェアステーション複数あり
・自転車10分圏内に総合病院、小児専門病院、歯科医院あり

家族構成

我が家の家族構成です。

家族構成:
・私、妻、娘(2歳、0歳)の4人家族

筆者は、1人1台車を所有するのが当たり前の田舎で大学卒業までを過ごし、
例に漏れず18歳で免許取得、親に車を買ってもらうという環境で育ちました。

親になった今振り返ると高校卒業したばかりの子どもに車を買い与えるなんて
とても恐ろしいですが、当時は周りの友人も同じく車を買い与えられていたため
当然だと思っておりました。

そんな筆者の大学生時代の愛車はこちら↓
アルトラパン&ホーネット250


某ハンバーガーチェーン店でのアルバイト代しか収入源のない学生の分際で、車とバイクを所有していました。
(駐車場代も家賃も食費もかからない実家住みの学生だからこそ維持できていました)

車は大学1年生の2月に納車されてから社会人1年目の8月までラパンに乗り続けて、7万7千kmほど走行いたしました。

4泊5日すべて車中泊しながら四国を回ったり、友人と道具一式詰め込んでスノーボードに行くなど、ラパンのターゲット層とはかけ離れているであろう使い方をしておりました。

バイクは4年間程所有しておりましたが、車での移動が快適だったため1万km程度の走行で手放してしまいました。

18歳から車とバイクを乗り回していた私とは違い、妻は社会人になるまで神戸で過ごし、普段の移動は電車、バス、自転車、徒歩、タクシーという生活を送っており、周りの友人も免許を取得していなかったことから妻も免許を取得しなかったそうです。

この先妻が免許を取得することがあるとしたら、車が必須の地域に移住するor仕事で必須にでもならない限りないでしょう。

車を所有するメリット

18歳から約9年間所有、総走行距離20万km以上走らせた経験から
車を所有するメリット、デメリットを紹介します。

最初は所有するメリットの紹介です。

まずはなんと言ってもこれ!

  • 自分だけの空間

移動する手段はたくさんありますが、
自分だけの空間で移動できるのは車だけでは無いでしょうか。
このメリットだけで車を所有している人もいると思います。

その他に

  • 空調完備
    夏は特に欲しいです
  • 雨風を凌げる
    雨の日に出掛ける予定がある時は車ほしくなります
  • 必ず椅子に座れる 
    椅子に座って移動できるのって当たり前じゃ無いんですよ。。。
  • 荷物をたくさん運べる
    子連れだと少し出掛けるだけでも大人の数倍荷物が必要なんです😭
  • 好きな時間に移動できる
    電車やバスは決まった時間にしか動きませんが、車なら自分の好きな時に移動できます
  • 車種によっては車中泊できる
    キャンプ場で防犯のためテントではなく車中泊する方もいるそうですね
  • 目的地最寄りまで自分の好きなルートで行ける
    電車やバスは決まった場所まで決まったルートで連れて行ってくれますが、目的地が近くにないと駅からの移動で疲れます

まだまだメリットはあると思いますが、とりあえず思い浮かぶだけでもたくさんありますね!

車を所有するデメリット

唯一にして最大のデメリットと言っても過言ではないでしょう

  • 維持費が高い

金食い虫と揶揄されるほど維持費がかかるその費用内訳を見てみましょう。

車検
車を公道で走らせる限り、必ず2年に1回必要です。
参考程度に私の所有していた車の車検代を記載します。 軽自動車、国産セダン、国産SUV、外国スポーツカーと4車種を乗り継ぎましたのでご参考ください

※ディーラーで車検を受けた時の価格です。

※国産セダンは車検を受ける前に手放したため記載ありません。


スズキ アルトラパン(660CC 軽自動車)5〜8万円程度
※車検時走行距離 新車登録後1回目、2回目の車検時
※年間2万km程度走行、基本下道走行 ストップ&ゴー多め
※故障無し
※普段の整備は3000km〜5000km程度のオイル、フィルター交換のみ

 

アウディ TT (2000CC ターボ 普通車)30万円
※車検時走行距離 5万km 新車登録後2回目の車検時
※年間2万km程度走行、下道、高速道路半々
※パドルシフトの故障、テールライトの点灯故障はあったが、その他大きな故障無し 
※普段の整備はアウディ純正のオイルを補充、15000kmを目安にオイル交換のみ


ニッサン エクストレイル(2000CC 普通車)20万円
※車検時走行距離 7万km 新車登録後3回目の車検時
※年間2万km程度走行、基本下道走行
※大きな故障無し
※普段の整備は3000km〜5000km程度のオイル、フィルター交換のみ

税金
車を公道で走らせていても、走らせず車庫に保管しているだけでも、所有しているだけで毎年必要です。
具体的な金額は下記です。
正確に言えば車検でも税金を払っていますが、それとは別に毎年税金を払う必要があります。
街中で走っている車を見る限り、大多数の方は4万3500円以内ではないかと思います。


年間税金が4万3500円を超える車の一例
Lサイズミニバンの上級グレード(アルファード・ヴェルファイアなど)
高級セダンの上級グレード(クラウン、フーガなど)

※2019年10月以降に新車登録された車に適用される金額です。中古車は新車登録された年式により税金額が異なります。

保険代
車検時に強制保険である自賠責保険は加入しますが、正直それだけでは保証は十分ではありません。
その為大半の方が民間保険会社の自動車保険(俗に言う任意保険)にも加入していると思います。

年齢、保険等級、保険内容、車種などにより金額は大幅に変わりますが、最低でも数万円〜高い人だと数十万円程度払っている人もいます。

※フェラーリ、ランバルギーニなどのいわゆるスーパーカーは何十万円が当たり前らしいですが、大多数の庶民には関係ないので気にしないでokです。

 

ガソリン代
一概には言えませんが、最近の車だと1リッターで15km〜20kmは走っている印象です。
エコカーだと1リッター30km程度走る車もあるそうですが、ここでは1リッター20km、1年間で1万km走ると仮定します。
ガソリン代はここ最近高騰しておりますが、レギュラーガソリン1リッター160円と仮定します。

計算式は年間の走行距離1万kmを、ガソリン1リッターで走行できる距離である20Kmで割ると1年間で消費するガソリンの量を求めることができます。
1万km÷20Km=500リッター(ガソリンの年間消費量)

ガソリンの年間消費量である500リッターにガソリン価格の160円をかけると年間のガソリン代を求めることができます。
500リッター×160円=8万円(1年間のガソリン代)

※ディーゼル車、ハイオク車、年間走行距離、1リッターで走れる距離により年間のガソリン代は変動します。

駐車場代
東京、大阪などの大都市だと1ヶ月 3万円以上かかる場所もあるそうですが、田舎だと家賃に含まれていたり、そうでなくても1ヶ月3000円などで借りられるそうです。
ちなみに私が神戸で借りていた駐車場は1ヶ月16500円でした。(これでも周辺相場より2000円程度安かったです😅)
駐車場代の全国平均価格は8300円と言われています。


メンテナンス代
オイル交換、タイヤ交換、バッテリー交換など車を動かすには、車検以外にもメンテナンスが必要です。


車両購入費
車両購入費自体は維持費ではありませんが、ローンで車を購入した方は金利という維持費を払っていると言えるのではないでしょうか。
たとえ一括で購入していても、次の車両を購入するために資金を貯めるとなると、毎月の使えるお金はその分減りますね。

新車であれば、軽自動車で100万円〜普通車であれば200万円〜以上払っている方が多いと思います。

中古であればもう少し安く購入できるかと思いますが、それでも大体の方が最低100万円程度支払っているのではないでしょうか。

車は購入して終わりではなく、購入後も維持費でお金を払わなければいけないので金食い虫と揶揄されるのも納得です。

 

車を手放せる人とは

田舎だと絶対必要?都会なら無くても困らない?

ずばり、、、

貴方次第

 

決してふざけている訳でも、考えることを放棄している訳でもありません。本当に貴方次第なのです。

私が新卒から2年間過ごした北海道ですが、最寄りのスーパーまで高速道路を使用して30分、下道では50分もかかるという超ド級の田舎でしたが、10人程いた同期で車を所有していたのは私含めて4人程でした。残りの同期は車はおろか自転車もバイクも所有しておりませんでした。
そんな、一見すると車必須の地域でもなんとか生活はできるのですから、所有するかしないかは貴方次第なのです。

ちなみに徒歩30分圏内にはコンビニも飲食店もありませんでした。あるのは1時間に1本ペースで電車がくる駅のみです。

そんな中どうやって生活していたのか。。。
寮に住んでいた為、会社までは徒歩圏内。
食料、日用品は週に2回のペースで会社が最寄りのスーパーまで無料バスを出してくれる為、それに乗り買い出しに行っていたそうです。

車が無いと自由に買い出しにも遊びにも行けない田舎でしたが、それでも最低限生活することはできます。
ただし、これは独身の場合ですね。
子どもがいたら学校や病院、習い事の送迎などで車無しではとても生活できないでしょう。

では、子どもがいても車を手放せる環境とは。。。
手放せる可能性が高いのは、都会>田舎だと思いますが、都会に住んでいても手放せない人、田舎に住んでいても手放せる人はいると思いますので結局は貴方次第ということになります。

 

参考程度に、大都会ではないけれどそこそこ都会の神戸に住んでいる我が家が車を手放す決意ができた理由を7つ紹介いたします。

  • そもそも週1回のスーパー(自転車で10分程度の激安スーパー)、月1,2回程度の遠出でしか車を使用していなかった
  • チャイルドシート付きの電動自転車、クロスバイクを所有している
  • 徒歩、自転車圏内にスーパー、病院、保育園、JR駅がある
  • 徒歩圏内にカーシェアステーションが10箇所以上ある
  • 必要があればいつでもタクシーを利用できるほどタクシーが走っている
  • 仕事に車が必要ない
  • 妻に”車が無くてもいいんじゃない?“と言ってもらえた

車が無くても生活でき、もし必要になってもカーシェア・タクシーを使用することができる環境、そして何より家族の理解が得られたことで車を手放すことができました。

車を手放して生活はどう変わった?

生活に変化なし!?

普段からあまり車を使用していなかった為、手放しても気になるほどの変化はありませんでした。
強いていうなら、買い物に行った際に重たい物や自転車に乗り切らないものを買えないなどでしょうか。
ただし、現代ではネットショッピングが発達している為重たい物、大きい物はネットで購入できる為即日必要などの事情がない限り困ることはありません。

維持費がなくなった!!!

・税金    ¥39,500 / 1年間 (2019年10月以前の登録車の)
・任意保険代 ¥40,000 / 1年間
・ガソリン代 ¥80,000 / 1年間 (年間走行距離5,000Km 燃費,価格 1リッター10Km,160円で計算)
・駐車場代  ¥198,000 / 1年間 (1ヶ月¥16,500) 
・その他費用 ¥150,000 / 1年間 (車検代、オイル交換、タイヤ交換など含む)

我が家の場合ですが、¥507,500 / 1年間(1ヶ月¥42,291...)維持費がなくなりました。

車両は親族から譲ってもらったなどの事情がない限り、上記維持費にプラスで車両購入費が必要になります。

※車にかける維持費はなくなりましたが、遠出をするときは電車やカーシェアを利用している為50万円を丸々節約できている訳ではありません。
今後毎月の移動費を投稿していく予定ですので、ぜひそちらをご覧くださいませ。

カーシェアについて説明した記事は下記からご覧くださいませ。

健康になった!?

基本的に徒歩か自転車で移動している為、車を所有していた時より体を動かしており、もしかしたら健康になっているかもしれません。

最後に

ここまでお読みいただきありがとうございます。

少しでも車のある生活、車のない生活をイメージしていただけたら幸いです。

今後も定期的にブログを更新しますので、ぜひお読みくださいませ。

質問・感想などなんでも良いのでコメント、問合せいただけますと嬉しいです。

ありがとうございました!!!

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